まもなく夏期講習が終わり、期末テスト勉強へと多くの人の気持ちは向かっています。
中学2年生までの人たちは時には前の学年の内容まで戻りながらこれまでの学習内容の総復習を行いました。中学3年生は集中講座と個別授業を併用してこれまでの弱点克服とさらなるレベルアップを図ってきました。その努力を無駄にしないために何をすべきかすこし考えてみたいと思います。
いま、気持ちよく夏休み明けの勉強ができるように教室の模様替えを少しずつやっています。今日は教科書の整理、今日はロッカーの整理・・・と。
ついでに手元にある紙の資料や書類を、できるだけファイルにきれいに整頓してしています。
これがホント気持ちいいですね。
ホント、面白いように棚のスペースが空いていきます。
今まで使っていた棚は、一体何のためにあったんだろう・・・という気すらしてきます。
棚にあった中で、特に多かったのが、私が過去に受けてきたセミナーや研修、講演などの資料です。
内容的にはいろいろありますが、資料を手に取るたびに、「そういえば、あの先生からこんなことを学んだよなぁ。」と、感慨深い気持ちになります。
中には、何度も読み返してボロボロになっているものや、書き込みがたくさんあるものもあって、自分の思い入れの深さがうかがい知れます。
私は、これまでいろんなセミナーや研修、講演を受けてきました。
今の自分にとって「学んだことがどれだけ血肉になっているか?」を考えたとき、深く血肉になっているものもあれば、ほとんど意味がなかったものも正直ありました。
😛 深く血肉になっている「学び」に共通しているのが、受講後にどれだけ復習(振り返り)しているかということです。
講座が終わって、もらった資料を棚につっこんでそのまま・・・という講座は、やはり身についていないですし、
逆に、講座が終わって、もらった資料やとったノートを帰りの電車でも見返して、帰宅してからも何度も見返したり、書き込んだりした講座は、今の自分の心と体を作っているなと実感します。
せっかく何時間も、内容によっては何日もかけて学んだのに、たった数分の「振り返り」を惜しんだために身についていなかった・・・
過去にそんな講座が少なからずあったことを、今回の作業で改めて実感いたしました。くやしいですし、ほんともったいない話です。(金銭的にも時間的にも)
私は、授業の中でこんなことを言っています。「今日学んだことを、明日から・・・と言わず、今夜から実践してみてくださいね。」 😛
たとえ同じ時間をかけて、同じことを学んだとしても、講座が終わった後、その日のうちに復習できる人は、そうでない人に比べて、学習効果は随分と違うでしょう。;-)
たった数分の「振り返り」が、数時間の「学び」の成果を決めるのです。
私も、自分がそんなことを人に言うようになってから、
必ず「その日のうちに復習」をするようになりましたが・・・