教室ブログ

コミュニケーションについて

もう10年ぐらい前になりますが、東北地方のある中学校で
教師をしている友人が道徳の授業をした時のお話をします。 😕

その時のテーマは「コミュニケーション」でした。
そのクラスには、タウン誌の記者をしていた保護者の方がいたそうです。そこで学校に保護者の方に来てもらい「取材を
通じたコミュニケーション」について1時間ほど話をしていただいたそうです。
 
その内容はというと・・
取材の仕事は、相手が初対面というケースがほとんどだそうです。しかも取材時間は限られている場合が多いようです。
その限られた時間の中で、どうやって相手との信頼関係を築き、そしてより深い本音を引き出すのか?これが記者の優秀さを決めるとか。
「どんな質問を投げかけると、相手は本音を話してくれるのか?」
また、「場の空気を呼んで相手とより信頼関係を築きやすくするにはどうすればいいか?」・・・などなど現場での体験談を交えて、そんな話をしていただきいたそうです。 
その話の中で「本音を引き出したいなら、違いを聞け」ということが友人の印象に残ったそうです。 😛  
たとえば、「あなたは、なぜこの分野で上手くいったのですか?」と質問すると、少し謙遜を交えて、
・周りのみなさんのおかげです。 
などと相手は反応するそうです。 😀
確かにウソじゃないと思いますが、これでは記事として「面白さ」に欠け、「読者の関心」は記事の中身に向いてくれないのだそうです。 
そのため、一人前の記者と呼ばれる人は「この分野であなたのように上手くいく人と、どんなに頑張っても上手くいかない人の違いはなんですか?」
と質問するのだそうです。 😎
多くの場合は、少し考えた後に、具体的に下のように答えてくれるようです。
 
・自分なりの人脈を築く努力をしたから
・人の目に留まりやすいように、目立つ工夫をしたから
・ネーミングがお客様に受けたから・・・
 
そして答えがより具体的であればあるほど、記事としての価値は高くなるそうです。 😆
この質問には、「相手の本音を引き出す効果」と、「信頼関係を築く効果」の2つのメリットがあるそうです。
そしてこの質問をすると、「いやー、そんなこと言われるまで考えたこともなかったよ。」と後から言ってくる人が多いそうです。あるいは、言ったことを自分で(俺、今いいこと言ったぞ!)とメモする人もいるとか。
 この質問をきっかけに、急に腹を割って、本音を話してくれるようになる方も、少なくありません。
この授業の後に、生徒の一人がお話してくれた保護者の方にこんなことを聞いたそうです。「あなたみたいに仕事のできる人と、そうでない人の違いは何ですか?」
この質問に対して、保護者の方はこれまでで一番熱く語ってくれたそうです。ちなみにこの質問をした子は現在、話をしてくれた保護者の方の勤めるタウン誌の大変有能な若手記者になったんだだそうです。
子どもにとって、特に思春期ぐらいの中高生にとって、大人とのコミュニケーションというのは、とても大変なことです。 😉
特に自分から、何か質問を投げかけたり、話題を振ることは、なかなかできる子はいないでしょう。
そんな時に、ちょっとした質問のコツを知っているだけで、
大人とのコミュニケーションが、楽しく得るものが多い機会
になりますよね。 😉 ぜひ皆さんも、機会があったら「違いを聞く」質問を使ってみてください。

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