教室ブログ

人間力の育て方

この時期になると「そろそろ受験勉強の準備を始めようと思うのですが、進路はどのように考えればいいのでしょう。」
という相談をよくいただきます。

そんな相談を受けたときに、よくご紹介するのが堀田力さんの「人間力の育て方」という本です。 😡
 堀田力さんは、元検事でロッキード事件も担当されたことがある方で、今は福祉財団の理事長もされておられます。
 とはいえこの本はちょっと説教くさい文章がやや気になりますが・・・ 😀
 この本によりますと、受験勉強を始める際に本人の意思とは関係なく「あなたのためだから」と特定高校や特定の道を強制する言葉の裏に潜む「ウソ」を見抜いてしまった敏感な子は、「勉強をやらされている」「周りのために受験勉強をしてやっている」という意識を持ちやすいんだそうです。
そこから、「自分の人生は誰かに作ってもらえばいい」という無責任な気持ちが芽生えるのだそうです。
 しかしもっと大切なのは「自分で自分の人生を切り開くチカラ」を身に付けることではないかと堀田さんはおっしゃいます。私もそう思います。
 大人になったとき、組織や誰かに依存しないと生きていけなくなるのか? 進路選びというのは、まさに「自分で自分の人生を切り開くチカラ」を身に付ける一大チャンスであると思います。
 いま、オープンスクール真っ盛りです。こういう視点で中3生の皆さんには各学校を見て「これは!!」という学校を見極めてもらえればと思います。
ゴールが見えれば人間は強いです。一生懸命やれば活路が見えることもあります。

 私自身の話で恐縮ですが、私は中3の時、「中学浪人になってもいいから地域のトップ高校を受験したい!」と父親に言ったところ、猛烈に反対されてグーパンチで殴られたことがあります 😕 。
でもそれは当然のことでした。当時は業者テストと呼ばれるものが毎週のように学校で行われていました。毎回自分の成績は偏差値40.。
トップ高校の偏差値は60.合格可能性はどのテストでも「5%以下」という惨憺たる状況。
肝心の内申も6人しかいない剣道部の万年補欠+屁理屈で授業中断させる常習犯みたいな質問魔(今考えるととてもくだらない質問ばかりでした。) 😥 ・・・
こんなんじゃいい内申は期待できません。

父親からすれば、「おまえ何をバカなこと言うんだ。」という感じでしょう。
でも殴られたことをきっかけに、「なぜ自分は受験をしたいのか?」ということを真剣に考えるようになり、勉強も頑張るようになりました。
 
結局は、担任と親の必死の説得にも耳を貸さず受験し、ギリギリ合格。(とはいえその後の3年間はいつも「留年」と「赤点」と言う恐怖との戦いの日々でした。)
 
振り返ってみると、あの時が人生で初めて、自分の将来について真剣に考えて、悩んだような気がします。
 
その経験が、大人になった今「どう生きるか?」ということについてとても役に立っています。
 
父親に殴られたあの時は「コンチキショー!」と思いましたが(笑)、
今となっては本当にありがたい経験ですね。

向丘教室長

tel&fax 044-857-5025

教室検索:

※県堺地域により、重複する教室があります。

志望校検索

内申点を計算し、希望校を検索できます

Hot

最新の投稿:

教室ブログ

フリーダイアル:0120-313-537

万全の公立高校受験対策指導で合格に導きく個別指導塾です。
社員教室長が責任をもって指導し、お子様一人ひとりの学力に応じた学習理解・演習、性格に合わせ、質問できない子・ヤル気のない子にはこちらから声をかけてリードします。

© 2024 けいおう学院|公立高校専門の個別指導塾