こんにちは。
けいおう学院鶴間教室です。
新年度より、中学校の教科書内容が改定されますね。
各科目において細かい変更事項がありますが、共通するものは以下の3点ですのでしっかり確認しておきましょう。
①単純暗記の要素が減少する
②「思考力・判断力・表現力」の活用問題が増加
※英語は4技能(読む・書く・聞く・話す)のバランスが均等に
③資料の読み取り問題の増加
近年実施された神奈川県の高校入試問題を見てみると、上記の3点に関して重要視する設問が増えていることがわかります。
教科横断型の問題類や、一問一答のような設問の減少、資料の読み取り問題の増加など…
各科目で1問あたりの情報量も多くなっているので、与えられた情報を速く正確に読み取って処理する必要があり、全体的な難易度が高くなっています。
英語に関してはスピーキングが学習の鍵となってくると思いますが、現時点で学校でどのように取り組むのかや、スピーキング能力を受験でどのように測るかはまだ全貌が見えていません…
どちらにせよ、日頃から主体的に取り組む姿勢や、物事について多角的に考える癖をつけながら、中学3年間で学んだことを実践的に運用していく訓練が重要となっていくでしょう。
また、今回の教科書改訂に伴い、ICTの導入など学校教育も大きく変わると思いますが、全体の学力を引き上げる指導体制が浸透するのには恐らく時間がかかるため、今よりもっと出来る子と出来ない子の差が広がっていく懸念もあります。
新年度からの学習量増加・学習難易度上昇に子どもが置いて行かれないような配慮と、具体的な学習方法が全体に分かりやすい形で周知され、且つ実践可能な改革であってほしいと願っています!