「塾講師」は「人前でお話しする仕事」というイメージが強いのでしょうか。先日ちょっと物静かで恥ずかしがり屋のAさんからこんな質問を頂きました。
「私は人前で喋る時に、いつも緊張して困ってしまいます。なんとか克服できる方法はありませんか?」
大変困りました。そんなコツがあれば、ぜひ私が知りたいくらいなもので・・ 😀
確かにこれまで何百回と人前でお話しをしてきましたが、正直言って今でも講師として人前に立つと緊張します。
(たとえ1対1であってもです。)
別の日に「もう何十年も講師業をされている」というベテランの方に話を伺っても、みなさん「今でも緊張する」と言われています。 🙂
おそらく、この仕事を続けていく限り、最初の緊張感からは逃れられないのではないかなと思っています。
確かに駆け出しの頃に比べれば、随分マシにはなりました。
駆け出しの頃は、人前に立つだけで、本当に足が震えたり、声が震えたりしました。「今、緊張している・・・どうにかしないと・・・」と焦れば焦るほど緊張感がどんどん膨らんでいくんです。頭が真っ白になって言葉が詰まって何も言えなくなってしまったり、わけのわからないことをずっと喋っていたり・・・ 当初はそんなことがしょっちゅうありました。
なので、人前で緊張しないためのコツを知りたい!という
気持ちはよくわかります。
そしてその時私がとった方法というのはとにかく「試せるものは、なんでも試す」でした。
たとえば手のひらに「人」という字を書いて、飲み込んだり。「目の前にいる人達は、みんなジャガイモ」と自分に言い聞かせたり・・(今考えれば、なんて失礼な・・・・) 😥
でもある程度の経験を積んだ今になってわかるのは、緊張しないための一番のコツは「回数を重ねること」だなと思います。
本番の場数はもちろんですが、本番前のリハーサルを何回もやっておくことで、緊張感というのはだいぶ軽減されます。
なので、今では新しい単元の授業をする時は、必ず家で何回もリハーサルをしてから臨むようにしています。
あと、緊張感を軽減するために、もう一つやっていることがあります。
それは本番直前に、「ベストな授業で終わった時の自分をイメージすること」ことです。今でもやっています。
教室を開ける前に、皆さんが笑顔で「ありがとうございました。今日はとってもよくわかったよ。」と皆さんが満足して帰宅するところを心の中でイメージしてそれから開けています。
それはゴールさえきちんとイメージできていれば、たとえ緊張感で頭が真っ白になったり、話が脇道にそれてしまったとしても、たどり着くべきゴールは見失わない安心感があります。
何をするにしてもまずは「ゴールをイメージしてから」始めるということを習慣にしています。
自分がたどり着く場所さえ見えていれば、たとえ途中で困難な出来事が起きても、「これで大丈夫だから」と安心して前に進むことができますよね。 😆