昭島市にお住いの方々、いつもお世話になっております。
昭島市にある、個別指導塾 けいおう学院 中神南教室の尾作です。
夏期講習も終わり、日差しも和らぎ、涼しい日が続く様になって参りました。
若干、夏期講習で頑張りすぎて中弛みの生徒も出てきていたりしておりますが、中間テストも近いのでしっかりと発破をかけていきたいとも思いますし、夏休み気分を引きずっている子も同様に進めていきます。
今回は連載シリーズが終わった後の初回のブログですが、夏期講習中に勉強ばかりでモチベーションが下がってしまった生徒に対して毎年お話しする事をここで披露したいと思います。
それがタイトルにもあります、『才能と努力の関係』というお話です。実はこの話、私が好きなお笑い芸人さんのお話を拝借しておるのですが、とても良いお話だったのでここ数年、毎年受験生にお話をしております。なぜ、この話が好きかというと中神南教室には教室の中にある言葉を大きく掲示している言葉に鍵があります。
それは、
【努力した者がすべて報われるとは限らない。
しかし、成功した者は皆、努力している。】
という言葉です。
この言葉も、私が少年時代から好きなある漫画に出てきて知った名言なのですが、その言葉のも通ずるものがありましたので披露しております。(笑)
それでは本題へ。。。
現代社会の人間は世の中を渡り歩いていく中で、何かしらの「仕事・職」につき食べていかなければなりません。その仕事は多種多様に渡る訳ですが、どうせ仕事をするのであれば「自分が好きな事」「自分がやりたい事」をして生活をしてみたいですよね。しかしながら現実問題として、そういった≪夢≫を叶えることが出来るのは相当難しいですし、運も左右する事もあります。ですから、壁にぶち当たった時にどうしておけば乗り切ることが出来るのか?という事で、この『才能と努力の関係』が大切になってきます。また、どうすれば才能を開花させられるか?という事においてもこの関係が大切になります。
例えば、人間のあらゆる事の才能を成績表のように【5段階】あったとします。努力も同様に【5段階】あったとし、才能が【5】の物と努力が【5】の物に出会えたら、【5×5=25】となり最高の結果が出る物と思ってください。
自分にとって才能が【5】の事柄が何なのかという事は誰にだってわかりません。大概の人間がそれに出会うことなく生きていくと思いますし、私もその一人です。なぜなら、才能は親や神様が与えてくれたものですから。なので、その中で何らかの職に就き、食べるものに困らず生きていくには「努力の仕方」「努力に耐え抜く根性」を知ったり、身につけていかなければなりません。
自分が何か≪夢≫を追いかけ一生懸命に【4】や【5】の努力したにもかかわらず、才能が【1】や【2】だった為に【5×1=5】や【4×2=8】の結果しか出なかったとします。そして、悔しいけれどその≪夢≫を諦めなくてはならなかったとき、この時の努力が非常に糧となります。糧となるタイミングとは、才能に出会った時です。もし【4】や【5】の才能に出会った時には良い結果が待っているからです。また、才能も努力も普通である【3】でも【3×3=9】な訳ですから、才能【2】・努力【5】であれば、【2×5=10】ですからちょっぴり結果はでていますよね。
ただし誤解してほしくないのは、【4】や【5】の努力は量だけで身につくものではありません。「努力の仕方」や「努力の方向性」が大切になります。
例えば、野球のバットの素振りを何百回としたとします。ただ何も考えずに素振りするのと、『一回、一回、どのピッチャーの何球目でどういうシチュエーションで・・・』とイメージして素振りするのとでは明らかに差が出てきます。前者は筋トレにしかならず、後者は場合に応じた様々なバッティング技術が身につくでしょう。
これを勉強に置き換え考えますと、子どものうちは人生経験が明らかに少ないため才能の有る無しは未知数です。ただ、誰でも好きではない勉強を取り組もうとすることはまず「努力に耐え抜く根性」が鍛えられますし、自分にとってよい勉強法などを突き詰めたりする作業は「努力の仕方」「努力の方向性」を身につくことにつながります。
ですので、仮に才能に恵まれず道半ばでその道を諦めても【5】や【4】の努力の力を身につけておけば、才能の【5】【4】に出会った時に最高の結果が出せるという訳です!!逆に高い数値の才能に出会っても、努力の力が弱ければ宝の持ち腐れになるわけです。
生徒達には少し難しかったり、実感がわかないかもしれませんが冒頭に申しましたモチベーションアップをはかる意図と共に、大人になって「先生が言ってたことってこういう事か!」と思い出してくれたりすると嬉しいなと期待して毎年話すようにしております。
それでは、今月のお話はここまで!
また来月をお楽しみに?(笑)