安倍総理大臣より国内の公立学校に休校の要請があったと報道が流れ、各学校単位で対応は違うようですが、休校の期間があるようです。
この期間に『あれ?この問題はどうやって解くんだっけ?』『この単語のわすれてしまった~。』とならないように、したいものですね。
そのためには『記憶』について簡単にお話します。
①今日、新しい単元を習った ⇒ まず『短期的な記憶(放置すればすぐ忘れてしまう)』として保存される。
②復習をたくさん(7~10回くらい)した ⇒ 『中期的な記憶』に移行される。中期的な記憶に移るとある程度スラスラと答えられるようになります。
定期テストのお勉強として、この『中期記憶』に移行させることまでは、絶対的に必要になってくると思います。
そして、次は・・・
③さらに続けて長い期間かけて復習を継続した ⇒ 『長期的な記憶』に保存されます。これは入試などを受験する際に必要になってくるものです。また、前学年で学習したことを覚えていないと(使って)解くような問題にも当然必要になってくるものです。
この①、②、③をしっかりとしていけば、成績が上がったり、勉強に対して前向きに取り組めて良い事がたくさんあります。
しかし、実は①を②にするのがかなり大変です。
短期的な記憶を中期的な記憶にする時には段階があります。まず習ったことの理解、次になんとかできる、そしてさっきよりはできる・・・を続けて行きます。そして、継続して復習を繰り返していくうちに、スラスラできるになっていきます。
そのスラスラできる体験を多くしていない人は、そこにたどり着く前にやめてしまっていることが多いです。
『なんとかできる』状態は、問題を解くにも時間がかかりますし、大変な思いをすることになります。
しかし、その大変な思いを続けて行くことで、『スラスラできる』にたどり着けるわけです。
他にも記憶を促す方法はたくさんありますが、この休講の期間に『短期的な記憶』を『中期的な記憶、長期的な記憶』に変えていけるようにしましょう。
※コロナウィルスへの対応に関しましては、教室からメールにてお知らせいたします。