こんにちは。
横浜市旭区今宿西町にありますけいおう学院今宿教室です。都岡中・今宿中を主な対象中学校としております。
今回は、当教室の近隣校である「二俣川看護福祉高校」の学科改変についての記事です。当校の受験に際して変更内容とカリキュラムの確認、偏差値についても考えます。
〇学科改変とカリキュラム
県は2022年に当校の学科改変を発表し、来年度(令和7年度)より看護科を廃止し、普通科に改変することを発表しました。なお、福祉科については今まで通り募集を行います。校名も「県立二俣川高校」に改称となります。
今年3月に発表された設置計画の文書によると、「これまでに取り組んできた看護にかかわる仕事をする上で求められる「看護の心」を継承させる。」とありますので看護系の科目が完全に無くなるわけではなく、選択的に受講が可能になるという変更になる模様。カリキュラムをみると、2年次の必修選択科目の中に看護・福祉系の授業が含まれており、3年次の自由選択科目には「医療理科」や専門的な実習授業が入っているのが確認できます。看護系の上級学校への進学のアシストをするため、今までより基礎学力の強化を行うというコンセプトといえますが、専門学校としての専門性・学校としての個性が薄くなる部分は幾分出てくるのではないかと思われます。
〇校舎・制服の変更
当校のHPによると学科改変により一部設備の工事を行っているとありますので、校舎の一部が新しくなる可能性があります。また、制服の刷新は発表されており、特に女子人気に貢献することでしょう。
〇募集人員
看護科・福祉科ともに募集が例年78名でしたが、看護科がなくなる一方、新設される普通科が120名となり、福祉科は40名へと削減されます。
どちらの科も近年倍率が低く推移しており、これに応じたテコ入れが今回の普通科への改変や福祉科の人員の削減となったことも想像できます。
〇偏差値と倍率の変化予想
過去には湘南台高校でも制服変更での倍率上昇が見られたことや、当校が受験生の間口を広げていることなどを考えると、これらの話題による今年度の倍率の上昇の可能性があります。今年度の入試に当たる偏差値については普通科では現在の看護科の模試の数値である44~45を割ることは考えにくいと思われます。福祉科についても定員削減の影響から倍率が下がるということは考えにくいです。極端に大きな変動はないかもしれませんが、今後普通科を検討する受験生の新たな受け皿ともなり得ますし、周囲の高校と比べて交通の便も勝っている部分がありますので他の高校の倍率にどのように影響を与えるのかは気になるところです。特に近隣の瀬谷・旭高校の倍率の動きも含めて注視したい年度となりそうです。
初年度のため、動きを断定するのは難しいですが、新たな情報が出ましたら追加の記事を投稿させていただきます。
気になる方は現在学校説明会も行われていますのでぜひご予約をしてみてください!